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小児突発性難聴の1症例

 突発性難聴は,外来診療ではよく遭遇する珍しくない疾患だが,小児においては現在でもまれな疾患である.それゆえ,小児の突発性難聴の病態,臨床像,治療,聴力予後に関しては,いまだ詳細に検討されているとは言い難い.初期治療は成人と同様,ステロイドを用いるのが一般的である.今回我々が経験した症例は,7歳の小学校1年生の女児に発症した突発性難聴で,ステロイド治療に効果が見られなかった.両親の強い希望にて,当科では小児に対しては初めてとなる.バトロキソビンを追加治療として用いて,聴力の回復を得た.バトロキソビンによる追加療法は,小児に対しても有効と思われた. (平成18年8月26日受理)
著者名
森 幸威,他
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217-221

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