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画像診断上深達度Mと診断したリンパ管侵襲陽性SM1分化型小胃癌の一例

 症例は75歳男性.胃癌検診のため当院にて上部消化管内視鏡検査施行.胃前庭部前壁に小発赤を認め,生検にてGroupⅤ(tub2)のため,精査治療目的で当院に入院となった.上部消化管造影検査,上部消化管超音波内視鏡検査等施行し,深達度M,Type0’Ⅱcの胃癌と診断し,内視鏡的粘膜切除術(切開剥離法)を施行した.病理組織検査で病変はType0’Ⅱa+Ⅱc,大きさは6×5mm,粘膜筋板より378μm粘膜下層に浸潤しており,脈管侵襲は陰性であったが,リンパ管侵襲は陽性であった.組織型はtub2であった.リンパ管侵襲が陽性であったことから,患者(医師)に充分な医療情報を提供し,同意のもと,腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行したが,リンパ節転移は認めなかった. (平成18年3月18日受理)
著者名
石井 学,他
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147-152

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