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Online edition:ISSN 2758-089X

イムノブロッテイング法による型特異主要外膜蛋白(MOMP)抗体を指標としたクラミジア・トラコマチスの血清型別

 クラミジアの型別をイムノブロッテイング法(IB)での型特異主要外膜蛋白(MOMP)に対する抗体を検索することにより行った. Tawma株のMOMPは45 kDa, L2のそれは42 kDa であった. L2のMOMPより大きい分子量を有するA, C, D, H, I, J, K, L3型の各抗血清とTawmaMOMPおよびL2 MOMP抗原の反応において抗-A, C, I, J, K, L3 (C群)血清はL2型(B群) MOMPよりTawma株MOMP抗原に対して強い反応を示し,抗D(B群)血清はL2型MOMP抗原に対して強い反応を示した.それらC群抗血清のTawma株MOMP特異性を表す指標Tawma MOMP抗体価/L2 MOMP 抗体価は抗C血清において最も高い価を示した.よってTawma株はC型と決定した. この結果は単クローン抗体法による結果と一致した.     (平成13年1月12日受理)
著者名
別所 敞子,他
27
2
91-95
DOI
10.11482/KMJ27(2)091-095.2001.pdf

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