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中等症,重症再生不良性貧血に対する抗胸腺細胞グロブリン(ATG)・シクロスポリン(CyA)併用免疫抑制療法の臨床的評価

 【目的】中等症,重症再生不良性貧血症例に対する抗胸腺細胞グロブリン(ATG)及びシクロスポリン(CyA)併用免疫抑制療法の効果を臨床的に検討した.【方法】再生不良性貧血症例6例(重症4例,中等症2例)に対して, ATG (Lymphoglobuline : 15 mg/Kg5日間投与)及びCyA (SandimmunR : 5 mg/Kg/日3ヶ月間投与)の併用投与を行った.【結果】中等症1症例(NR)を除いて,5症例にgood response (GR)が9ヶ月後の判定で得られた.この5症例はいずれも診断後3ヶ月以内であった.無効例では診断後77ヶ月であった.副作用は6例中4例に認められたが,methylprednisolone投与でコントロール可能であった.【結論】ATG ・ CyA 併用療法は診断後3ヶ月未満の中等症以上の症例に対して有効である.しかし,投与中の副作用は高頻度であり,遅発性合併症の問題もあるため慎重な注意と経過観察が必要と思われた.         (平成12年4月11日受理)
著者名
矢田 健一郎,他
26
2
95-100

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