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リウマチ性自己免疫疾患における抗カーボニックアンヒドラーゼ抗体の検討

 過去に当教室では,リウマチ性自己免疫疾患(Rheumatic autoimmune disease : RAD)患者の血清中にCarbonic anhydrase (CA)に対する自己抗体が存在することを報告している.今回の実験では, CA Ⅰ,Ⅱの一次構造をもとに作成した合成ペプチドを抗原として(CA Ⅰ:P1-P21, CA Ⅱ : P1-P20),RAD患者(全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群,全身性強皮症,皮膚筋炎)血清中の抗CA自己抗体のepitope mapping を行った. CAIでは健常人群とRAD群に共通するエピトープ(P5,P7)に加え,疾患特異的なエピトープが認められた(全身性エリテマトーデス;P1,2シェーグレン症候群;P4 全身性強皮症;P1).一方CAⅡではRAD群と健常人群では異なった部分に反応がみられ,RAD群ではP2,8,15,健常人群ではP20であった.特にRAD群のエピトープの1つ(P8:91―103)は亜鉛活性部位と一致していた.          (平成10年3月9日受理)
著者名
渡辺 圭介
23
4
241-249

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