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ヒト骨髄腫細胞株における副甲状腺ホルモン関連蛋白とそのレセプター発現の解析

 多発性骨髄腫に合併する高カルシウム血症の発生機転を検討する目的で,本学にて樹立された7系のヒト骨髄腫由来細胞株を用いて副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)ならびにそのレセプターの発現を,逆転写ポリメラーゼチェーンリアクション(RT-PCR)にて検討した.その結果,7株中6株で,程度の差は存在するもののPTHrPの発現が認められ,3株ではレセプターの発現も認められた.また,両者の発現の度合は, PTHrP発現の強い細胞株ではレセプターの発現が無く,弱いか無い細胞株ではレセプター発現が強いという傾向が認められた.この結果は直接的に骨髄腫における高カルシウム血症の発生機序を説明するものではないが,種々の破骨細胞活性化因子とPTHrPとの相互作用を今後検討する上で基礎的所見となる.                 (平成10年1月27日受理)
著者名
大槻 剛巳,他
23
4
227-234

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