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足関節外側側副靭帯損傷に合併した距骨骨軟骨損傷の1症例

 足関節外側側副靭帯損傷に伴った,距骨骨軟骨骨折の1例を経験したので報告する. 症例は22歳男性で,右足関節痛を主訴に当科を受診した.既往歴として右足関節外惻惻副靭帯損傷があり,某医にて3週間のギプス固定による保存的治療を受けていた.初診時,足関節の不安定性を認め,距骨傾斜角は15度であった.単純X線,断層写真,CT上,距骨病変は認めなかった.経過観察中に,再び右足関節の内反強制による捻挫を受傷し,歩行困難となったため,精査目的にて同部位のMRIを撮像したところ,距骨滑車面前外側に輝度変化を認めた.距,骨骨軟骨骨折と診断し保存的治療を行った.足関節靭帯損傷後愁訴の残存するものや,距骨傾斜角が15度以上のものには距骨骨軟骨骨折の合併に注意が必要であり,診断にはMRIが有用と思われた.           [平成9年].0月20日受理)
著者名
大西 亨,他
23
3
191-195

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