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肝癌の局注療法-エタノールおよび酢酸注入療法の検討一

1987年10月から1994年4月までの6年半の間にエタノール注入療法(PEIT)を行った肝細胞癌198例(559回)について検討した.また,酢酸注入療法(PAIT)による治療経験をあわせて報告した. PEIT後1年以内の生存者は26例中23例(88.4%)と良好であった. PEIT後2年~3年の間では30例中17例(56.6%)生存していた.径10mm以内のHCC 9例に対してPEITを施行したが,局所再発は1例のみ(11 .1%)で,小肝癌ではUS上ほぼ消失したと思われるものもあった.酢酸注入を行ったものは4例(15回)のみであるが,転移性肝癌の縮小を認めた.また, PEITが無効であったHCC例において, AFPの著明な低下とCT上強い壊死効果がみられた. PEIT無効例に対するPAITの有効性については今後検討する予定である.                  (平成6年10月8日採用)
著者名
山本 晋一郎,他
20
4
247-252

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