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動脈の同定規準について

動脈の同定ないし相同決定のための規準について,レマネおよびダイアモンドを参考にしながら次のように再整理した.すなわち,動脈そのものの特徴として分岐の起始,分枝,終枝,吻合,他枝との位置関係,分布領域があげられ,また静脈,神経,筋や臓器および骨との位置的関係が経路に関する同定の根拠となる.さらに時間的な要素を含むものとして入れ子の関係で,個体発生上の継続,種内変異上の連接,種間変異上の連接が順にあげられる.これらの分析によって動脈の相同性とその進化が明らかにされ,人体の特殊性や自然界におけるヒトの位置づけへの理解が深まるものと期待される.(平成6年5月9日採用)
著者名
松本 真
20
S
127-132

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