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Electron Spin Resonance (ESR)のスピンラベル法による赤血球膜異常症の赤血球膜流動性の検討

3種類のラベル剤を用いて, electron spin resonance (ESR)のスピンラベル法を施行した.対象は,遺伝性球状赤血球症,遺伝性楕円赤血球症,蛋白4.2分画欠損症,遺伝性高ホスファチジルコリン溶血性貧血,発作性夜間血色素尿素の患者赤血球とした.これらのうち細胞骨格分子異常を伴う症例では,健常者に比べ明らかな膜流動性の異常を認めた.また,この膜流動性の変化の度合いは用いたラベル剤によって異なっていた.的確なラベル剤の選択によっては,未だ不明な膜構成分子の機能も察知しうると思われた.(平成4年10月30日採用)
著者名
肥後 郁代
18
4
315-322

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