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15 MHz 探触子を用いた血管内超音波法による大血管の評価:剖検例,実験例および臨床例での検討

大動脈を観察するために,15 MHz の探触子を装着した血管内超音波診断装置で,その有用性および画像診断上での問題点を剖検例,臨床例および実験モデルで観察検討した.対象は剖検例13例,臨床例22例および実験モデルで,壁構造と動脈硬化病変の観察を行った.全例で良好な画像が得られ,組織断面から測定された血管断面積は血管内超音波像から得られたものと良好な相関をみた(r=0.97, p<0.001).臨床例では安全に施行可能であり,大動脈解離の詳細な観察や動脈硬化の診断に有用であった.また,血管内超音波像で大動脈は1層の高輝度エコーとして描出され,腸骨動脈は3層構造として描出された.筋性動脈で見られる最も内側の高輝度エコー層は内膜エコーと考えられていたが,モデル実験も合わせ内膜側の高輝度エコーは血液と組織との境界エコーも含んでいることが判明した.(平成5年1月12日採用)
著者名
福田 久也
18
4
333-342

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