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Online edition:ISSN 2758-089X

過去2年間の当科剖検例における深在性真菌症

1988年4月から1990年4月までの2年間に当科で経験した造血器疾患剖検例20例の中から深在性真菌症と診断した8例を対象とし,その頻度,臨床像などから検討を加えた.深在性真菌症は全剖検例の40%の頻度でみられ,一部にはアスペルギルスとカンジダの重複感染例もみられた.基礎疾患別では急性白血病や悪性リンパ腫など,特に強力な化学療法を施行した例に多く合併する傾向がみられた.アスペルギルス,ムコールの感染巣は肺に限局していることから経気道的な感染経路が考えられ,一方,トリコスポロンでは経皮・経静脈的な感染経路が予測された.              (平成3年8月2日採用)
著者名
井上 孝文,他
17
2
167-171
DOI
10.11482/KMJ17(2)167-171.1991.pdf

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