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Online edition:ISSN 2758-089X

接触皮膚炎の病理組織学的研究 IX 実験的アレルギー,一次刺激性接触皮膚炎の比較

感作あるいは未処置モルモットに刺激濃度のDNCBを塗布し,生じた接触皮膚炎の病理組織像を経時的に観察した.その結果,表皮の壊死,表皮,真皮への多核白血球の浸潤及び壊死性変化の修復が主な所見であるが,好塩基球の推移以外感作,未感作動物に差がみられなかった.好塩基球の浸潤は感作動物では惹起後24時間に最高に達するが未感作動物では4日以降にピークがみられた.(昭和62年11月25日採用)
著者名
武井 洋二,他
14
2
194-199
DOI
10.11482/KMJ-J14(2)194

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