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Online edition:ISSN 2758-089X

バルーンカテーテルによる拡張術が有効であった先天的食道狭窄の1例

症例は,70歳女性で嚥下障害を主訴として当科に入院した.食道造影では,食道入口部に高度の狭窄を認めた.内視鐃検査では,狭窄部の内腔は平滑であったが,肛門側へ挿入できなかった.先天的食道狭窄と診断し,バルーンカテーテルによる拡張術を施行したところ著しい症状の改善を認めた.バルーンカテーテルを用いた拡張療法は,食道狭窄に対し有用であり安全に施行できる.
著者名
星加 和徳,他
13
2
182-185
DOI
10.11482/KMJ-J13(2)182

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