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Tape Stripping皮膚におけるフィブロネクチンの分布

近交系JY1モルモットの耳介皮膚にtape strippingによる機械的刺激を加えて炎症を惹起し,経時的にフィブロネクチン(FN),フィブリノーゲン(Fib),免疫グロブリン(IgG)の局在を螢光抗体法で観察した.tape stripping 直後から9時間にかけてFN, Fib, IgGのいずれも真皮に稠密に分布していた.真皮に沈着したIgGは,すでに24時間後消失し,FNとFibは,24時間から3日後にかけて真皮より漸次減弱し,変性表皮内に顆粒状に沈着していた.再生表皮にはみられなかった.さらに7日後には, Fibは真皮より完全に消失したが,表皮下基底膜に沿って連続性にあるいは断続的に線状に沈着していた.FNは正常皮膚の局在を呈した.これらの結果から,機械的刺激による皮膚炎において,血漿性FNの沈着に加えて,血漿成分由来のFib, IgGも組織内に沈着し,炎症治癒過程で経時的に消失していくと考えた.
著者名
長田 浩行,他
13
4
347-351

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