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老人病院での維持的リハ治療への大腿骨頸部骨折の影響 -長谷川スケールPULSES及びADL評価-

著者の所属する老人病院では脳卒中や脳動脈硬化症の患者について維持的リハビリテーション治療を行っている.その中には大腿骨頸部骨折を合併した患者がいる.そこで大腿骨頸部骨折が維持的訓練に及ぼす影響を知るため以下の調査をした.症例数は36名で,2グループに分けた.ひとつは11名,訓練継続群で,他は25名,訓練中断群である.方法は長谷川スケール, MoskowitzのPULSES'の得点,日常生活動作(ADL)5項目の得点との比較検討を統計学的に行った.解析方法として,これらの相互関係を2×2分割表で表示し,Fisherの直接確率法による検定を用いた.結果については次の通りである.(1)リハ訓練と長谷川スケールの間に有意性を認めた.(2)リハ訓練とADL 5項目総合得点の間に有意性を認めた.(3)PULSES'と長谷川スケールでは,中絶群でS’の間に関連が認められた.(4)PULSES'とADL 5項目については継続群でS, E,と用便動作に関連を認めた.(5)PULSES'とADL 5項目について中絶群ではP, L, E,と用便動作,歩行,Uと食事および入浴,S’と食事の間に関連を認めた.
著者名
津田 鴻太郎
12
4
333-338

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