h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

膵疾患における血中及び膵液中CA19-9活性の検討

膵胆道疾患患者41例を含む94例について血清中及び膵液中CA19-9活性を測定した,健常者のCA19-9値は16.6±3.6U/mlであった.膵癌及び胆道癌においては平均1000U/ml以上の値を示し,他の良性疾患においては37U/ml以下にとどまった. PancreozyminSecretin test (PS test)により採取した膵液中のCA19-9活性は健常人あるいは慢性膵炎患者より有意に高値を示した.その排出パターンも慢性膵炎と膵癌では差がみられた.
著者名
古城 研二,他
10
4
506-510
DOI
10.11482/KMJ-J10(4)506

b_download