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Online edition:ISSN 2758-089X

Chorea-Acanthocytosis 臨床, 血液化学, 生理学的検討

川崎医科大学附属病院病理部に提出された外科標本の中から原発巣の明らかな転移癌症例23例の顕微鏡スライドを選び出し,転移癌の組織像から原発部位が正しく推定出来るか否かを検討した.次に臨床的に原発不明癌として提出され,後日剖検や臨床検査で原発巣が明らかとなった32例について情報量の多さからの正推率の違いと原発巣の分布を検討した.組織像のみからの正推率は約46%.臨床からの情報が得られた症例ではその量が多くなるにつれ,さらに正推率が高くなることが明らかとなった.又,本学の経験では,臨床的に原発不明癌として病理に生検材料を提出してくる頻度は0.3%でそのうち半数以上が肺癌であることがわかった.
著者名
杉原 尚, 他
8
3
272-278
DOI
10.11482/KMJ-J8(3)272

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