h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

統合カリキュラムのもとでの薬理学教育の問題点とその対応について

系統別講義に薬理学が組入れられた場合,薬理学としてのまとまった講義時間が少なくなるので,その中で教育効果をあげる実習と講義の実施方法を試みた.まず実習の目標と具体的な問題点を明示しておいて実習を行ない,その次に討論(学生からの質問,学生への質問と説明,その際の成績の評価を含む)をし,その後で短時間ではあるが講義を行なえば,実習したことが完全に身につく教育が行なえることがわかった.この方法の完全な実施のために影響のある諸因子についても論じた.また薬理学が系統別講義に入った際の長短について論考した.
著者名
斎藤 泰一, 他
7
3.4
217-224
DOI
10.11482/KMJ-J7(3.4)217

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