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Online edition:ISSN 2758-089X

肝疾患における赤血球浸透圧抵抗と赤血球膜脂質との関係

肝疾患における赤血球膜脂質分析を行ない,赤血球浸透圧抵抗との関連につき検討した.赤血球膜脂質はIatroscan TH-10 TLC analyzerにより,遊離コレステロール(FC),ホスファティディルエタノールアミン(PE),ホスファティディルセリン(PS),ホスファティディルコリン(PC)およびスフィンゴミエリン(SM)に分離された.肝硬変や慢性肝炎ではFCの増加とPEの減少が認められ,急性肝炎や肝癌では,それ以外にPCの増加を認めた.溶血終末点(HEP)は総脂質, FC, SMとの間に高い相関があり(p<0.001),PEとも良好な相関(p<0.01)がえられた. HEPとPCとの相関は肝疾患ではみられなかった.
著者名
山本 晋一郎, 他
6
4
235-240
DOI
10.11482/KMJ-J6(4)235

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