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非観血的療法により18ヵ月以上の生存をみた肺癌患者の背景因子

本邦で増加を続ける肺癌の予後は,治癒切除以外の場合には極めて悪い.放射線療法+化学療法の場合の2年生存率は僅かに6.3%にすぎない.比較的長期間の生存をうる患者は,老齢者であり,その腫瘍が緩徐に増大するという印象をうけた.従って,手術をうけなかった患者で18ヵ月以上の生存をした患者の背景因子を検討した.1973年4月より1977年12月迄に本院で手術以外の治療をうけた81症例のうち,18ヵ月以上生存した肺癌患者は12例(15%)であった.その患者は全例60歳以上であった.比較的長期間生存する肺癌患者の条件は,老齢であり,臨床病期が早く,治療に反応することであった.その理由について考察を加えた.
著者名
松島 敏春, 他
5
3.4
186-191

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