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肺癌における胸膜の変化:Pleural Dimpling について

肺癌の場合には種々の胸膜の変化が見られる.よく知られているものとして第1番目に,肺癌が直接的または間接的に胸膜を侵襲する場合であり,臨床的には胸膜炎として把握されるものである.第2番目として末梢型肺癌,殊に腺癌の場合に認められる胸膜嵌入像がある.次に第3番目としてpleural dimplingなるサインをここに紹介する.このpleural dimplingとは,腫瘤の末梢部分に無気肺を来し,そのために臓側胸膜が凹むとするものであり,臨床的には胸部X線写真上両側胸膜の間隙像を捉えることで理解される.本論文ではpleural dimpling を来した症例を紹介し,その意義について考察した.しかしながらその頻度,組織との関係などについては今後の検討を待ちたい.
著者名
安達 倫文, 他
5
3.4
197-201

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