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心房細動時の左室駆出時間に関する研究 ―病態生理との関連について―

101例の種々の病態を有する心房細動例について頸動脈波上の駆出時間と心電図上の先行心拍数(先行R-Rから換算)との相関係数rと回帰式の係数αについて検討した.①僧帽弁狭窄症では,r・α共に高値を,心房中隔欠損症,収縮性心膜炎では,r・α共に低値を,うっ血型心筋症では,rが低値,αが高値を,高血圧症,虚血性心疾患,特発性心房細動例では,r・α共に中間値を示す傾向を得た.②本法が原疾患の治療効果判定にも有用であることを実例をあげて示した.以上,本法は心房細動を有する症例について,その病態の特徴を簡潔に把握できる点で臨床に応用できるものと考えられる.
著者名
三谷一裕, 他
4
3
136-142

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