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内毒素による直接的な細胞障害作用の研究

群体形成緑藻の一種であるPleodorina californicaをパイロット細胞として用い,内毒素のin vitro における直接的な細胞障害作用を調べた. P.californicaの粘液多糖類の分泌が内毒素によって特異的に阻害され,この結果,光学顕微鏡下でも明らかな形態形成異常群体が生じる.内毒素の化学構造と活性の関係をこのようなP.californicaの異常な群体をメルクマールにして調べた.内毒素の三種の単独成分(脂質,糖質,タンパク質成分)のうち単独で活性を示したのは糖質成分のみであった.また,LPS(糖脂質)の活性は糖質成分の活性よりも高く,LPS.Pro(完全な内毒素)の活性はLPSの活性よりも高かった.単独成分のうちタンパク質成分は糖質成分やLPSさらにはLPS.Proに添加することによりそれぞれ活性を増強することが示された.
著者名
美禰 弘子
3
2
83-88

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