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Online edition:ISSN 2758-089X

エルシニヤ食中毒例をめぐって

小著では血清学的に決定されたエルシニヤ食中毒の集団発生を報告した.小・中学校の生徒698名中計78名が急性の腹痛(81.7%),下痢(77.8%),発熱(60.1%)の症状を呈し.発生時期は1972年5月13日から6日間である.その感染源は汚染された冷凍魚肉のすり身ダンゴで,その油揚時間の不十分によると考えられた.その後の1974年4月から1975年3月までの調査で岡山地方の食肉はエルシニヤ菌で相当高度に汚染されていた.
著者名
岡本 正
1
3.4
214-218
DOI
10.11482/KMJ-J1(3.4)214

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