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大動脈瘤に対するステントグラフト留置術 -7例の初期経験-

 大動脈癌に対するステントグラフトによる血管内治療は近年急速に普及しつつあり,本邦においても手技料が認められ,その有用性が報告され始めている.今回我々の施設でステントグラフト留置術を施行した7例においてその有用性について検討した.結果, 7例のうち手技中の動脈壁損傷によると思われる腹部大動脈解離による死亡例が1例あったものの,その他の6例では問題となるような合併症はなく,初期成績についてはこれまでの他施設の報告と比較してもおおむね遜色のない成績であった.  現時点では大動脈癌に対するステントグラフト留置術は従来手術ハイリスク症例に対してはよい適応である.しかし,デバイスの問題や遠隔期成績など残された問題も多く,今後のステントグラフト留置術の発展のためにはそれらの問題を克服し,適応基準を明確にすることで確立された治療法になるものと考える.(平成16年1月13日受理)
著者名
山本 亮,他
29
4
275-280

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