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教室における縦隔腫瘍の検討

昭和48年12月より昭和63年11月までに川崎医科大学呼吸器内科へ入院した縦隔腫瘍30例の臨床病理学的検討を行い,以下の成績を得た.1.組織型別症例頻度は,胸腺腫が14例(46.7%)と最も多く,ついで奇形腫5例(16.7%),神経性腫瘍3例(10.0%),リンパ性腫瘍3例(10.0%)の順であった.2.発見年齢は,40歳以上が全体の2/3を占めていた.しかし,奇形腫では全例39歳以下であった.3.リンパ性腫瘍は100.0%,胸腺腫は71.4%,奇形腫では60.0%が悪性であった.4.発見動機は,集検発見40.0%,症状発見60.0%であった.5. 89.7%が好発部位に発生していた.6.治療は,良性例は全例摘出術が行われた.悪性例では,手術が行われた症例は43.8%であり,悪性例の31.3%が1年未満に死亡した.(昭和63年12月21日採用)
著者名
沖本 二郎,他
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