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Borrmann II型進行癌と鑑別困離な早期胃癌の内視鏡検査

Borrmann II型進行癌と鑑別困難な早期胃癌の5例を経験した.そのうち,3例は男性で,2例は女性であった.年齢は,49歳から57歳までに及び,病変は,胃前庭部に存在した.大きさは2.1×1.8cmから4.1×3.7 cmであった.上部消化管造影では,中心部に陥凹を有し,その周辺部は隆起していた.内視鏡検査では,不整な潰瘍を認め,周辺部は盛り上がっていた.不整な潰瘍より胃癌との診断は容易で,生検にて確認された.しかし,その深達度診断は困難であった.深達度診断には,胃壁の硬化像,大きさ,隆起部の高さ,陥凹部の深さが重要な因子である.自験例では,陥凹部は浅いが隆起部は高く,病変は大きく,そのため病変が一塊となり深達度診断を誤り, Borrmann II 型進行胃癌と誤診された.組織学的検査では,深達度smの早期癌であった.さらに深達度診断に対しての努力が必要である.
著者名
星加 和徳,他
13
4
376-381

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