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当院における脾損傷TAEの検討 -再出血例を中心に-

目的:脾損傷に対するTAE施行例において治療効果,合併症などを検討する. 対象と方法:対象は脾損傷のTAE目的で当院にて血管造影が行われた30例.各々の症例において損傷度,血管造影所見,塞栓部位,塞栓物質,TAE後経過を検討した.また TAE後に脾臓実質への側副血行路となりうる血管の有無を評価した. 結果:30例中26例にTAEを施行した.そのうちゼラチンスポンジのみで塞栓したものが19例,金属コイルと併用したものが7例,マイクロカテーテルを用いて区域枝あるいは亜区域枝TAEを行ったものが19例である.再出血は区域枝TAEが行われた2例に認められ,側副血行路形成が原因として示唆された.血管造影では左胃大網動脈,短胃動脈,膵尾動脈などが側副血行路となる可能性が示唆された. 結語:TAE後に再出血がみられた場合には,たとえ超選択的TAEが良好に行われていても側副血行路による血流再開を考慮する必要があると思われた.(平成19年3月19日受理)
著者名
業天真之,他
33
3
195-200
DOI
10.11482/2007/KMJ33(3)195-200.2007.pdf

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