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Online edition:ISSN 2758-089X

慢性骨髄性白血病の分子標的療法

 慢性骨髄性白血病chronic myelogenous leukemia(CML)の治療は,分子標的治療薬であるメシル酸イマチニブ(imatinib mesilate;imatinib)が臨床導入されたことにより劇的に変化した.Imatinibは,従来のインターフェロン療法に比べて遥かに優れた治療効果をもたらし,現在ではインターフェロンに代ってCMLの第一選択薬の座を確立した.しかし,長期治療成績やimatinib耐性の問題などは,依然として今後の検討課題とされている.  本稿ではCMLの分子標的療法について,これまでに明らかとなっている治療効果と副作用を,当科での治療成績を交えて述べ,今後の問題点も含めて概説する. (平成17年12月21日受理)
著者名
近藤 敏範,杉原 尚
32
2
55-60
DOI
10.11482/KMJ32(2)055-060.2006.pdf

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