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糖尿病検診でヘモグロビンA1Cを測定する意義 ―加齢に伴う耐糖能の低下― 岡山県H町研究

 岡山県H町の856人の住民に糖尿病検診を行い,空腹時血糖(FBS)とヘモグロビンA1c(HbA1c)を測定した.  日本糖尿病学会の診断基準のFBSにより,110mg/dl未満を正常型,110mg/dl以上で126mg/dl未満が境界型,126mg/dl以上を糖尿病型として分類した.HbA1cが5.8%以上の広い範囲に適用すれば,それらの人の50%が境界型,20%の人は糖尿病型ということになり,6.5%以上になればほぼ全例が境界型で,80%の人が糖尿病型,6.9%以上であればほぼ全例が糖尿病型である.ブドウ糖負荷試験が行われないので診断に妥当性を欠くことが有り得るし,正常型と糖尿病型には境界型が隠れている可能性を否定できない.  40才以上になると年齢とともにFBSもHbA1cも生理的に有意に増加したが,これは年齢と糖代謝の関係を端的に示して極めて興味深い.
著者名
福嶋 啓祐,他
32
1
29-32
DOI
10.11482/KMJ-J.32(1)29-32,2006.pdf

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