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Online edition:ISSN 2758-089X

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川崎医科大学寄生虫学教室における依頼検査の集計3.1996年から2003年(8年間)の成績

 第1・2報に引き続き,1996年から2003年までの8年間に川崎医科大学寄生虫学教室へ検査依頼のあった169例の検体について集計した.その結果,62例(36.7%)に内部・外部寄生虫の感染が認められた.寄生虫の種類別内訳は,原虫類4例(赤痢アメーバ3,大腸アメーバ1),線虫類20例(アニサキスⅠ型幼虫6,回虫3,鞭虫3,蟯虫2,東洋眼虫2,アメリカ鉤虫1,糞線虫1,ロア糸状虫1,線虫類1),吸虫類2例(異形吸虫類1,浅田棘口吸虫1),条虫類13例(裂頭条虫類7,広節裂頭条虫3,シャチ条虫1,無鉤条虫1,有鉤嚢虫1),節足動物23例(フタトゲチマダニ7,タネガタマダニ4,ヤマトマダニ3,イエダニ1,ニキビダニ1,クロアリガタバチ1,ゴキブリ科1,モリチャバネゴキブリ1,ナミニクバエ1,ヒトヒフバエ1,コロモジラミ1,ウオジラミ類1)である.  今回の集計では,内視鏡による虫体摘出例が陽性例の約1/4と多かったのが特徴であり,消化管寄生虫症の診断には内視鏡的検査が有用であることが示唆された. (平成17年8月3日受理)
著者名
沖野 哲也,他
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1
31-37
DOI
10.11482/KMJ31(1)031-037,2005.pdf

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