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Online edition:ISSN 2758-089X

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原発性十二指腸癌7症例の検討

 今回我々は消化管癌の中でも稀とされる十二指腸癌の7例を経験した.年齢は平均61歳(48~79歳),男女比は6:1であった.初発症状は心窩部痛が3例,黄疸が1例,無症状が3例で,診断には上部消化管内視鏡検査,低緊張性十二指腸造影が有効であった.発生部位は乳頭上部が2例,乳頭下部が5例で,手術は4例に膵頭十二指腸切除を,2例に局所切除を施行し,1例は切除不能例であった.組織型は高分化型腺癌6例,粘液癌1例であり,粘膜上皮までに留まる早期癌であれば内視鏡的切除も可能であることから,正確な術前診断を行い的確な術式の選択をすべきと考えられた.    (平成14年6月28日受理)
著者名
藤倉 博之,他
28
3
137-142
DOI
10.11482/KMJ28(3)137-142.2002.pdf

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