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Online edition:ISSN 2758-089X

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リンパ節転移を伴った比較的小さな膵Solid-Pseudopapillary tumor の1例

 症例は27才,女性.心窩部痛を訴え当院を受診,尿中アミラーゼの軽度上昇を認めたため急性膵炎の診断で入院した.入院後,腹部超音波, CT, MRI検査を施行し膵体尾部に石灰化を伴う嚢胞性腫瘤を認め,その尾側膵管に拡張を認めた.嚢胞性膵腫瘍と診断し,膵体尾部および脾合併切除を施行した.その結果,心窩部痛は消失した.腫瘤は肉眼的に3.2×2.2×2.0 cmの嚢胞性部分と充実性部分の混在する腫瘍で病理学的に膵solidpseudopapillary tumor と診断した.本腫瘍は低悪性度の膵腫瘍とされているが本例はリンパ節転移を認め意義ある1例と考えられ報告する.       (平成14年4月9日受理)
著者名
三井 康裕,他
28
2
109-113
DOI
10.11482/KMJ28(2)109-113.2002.pdf

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