h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

t_toukou

岡山県で4年ぶりの報告となったつつが虫病の1例

 つつが虫病は早期に診断をつけ治療を行えば予後良好な疾患であるが,未だに治療の遅れによる死亡例がみられている.今回,つつが虫病が岡山県下で4年ぶりに2例報告され,その1例を経験した.症例は57歳女性.初診の3日前より悪寒,関節痛,発熱,頭痛を主訴に内科外来を受診した.当初,感冒と考え対症療法を行ったが症状が軽快せず,翌日になり本人が発疹を発見し皮膚科を受診した.そこで左後頚部の刺し口などよりつつが虫病が疑われ,再度内科を受診し精査,加療目的で入院した.つつが虫病リケッチア抗体価が有意に上昇しており,つつが虫病と診断した. minocyclin投与により患者の症状は消失し,入院9日目に重篤な合併症もなく退院となった. 本症は日本全国で報告があり,報告例数も増加している.岡山県においても注意すべき感染症の一つと考え,報告した.               (平成12年12月28日受理)
著者名
大和 健司,他
27
2
133-137
DOI
10.11482/KMJ27(2)133-137.2001.pdf

b_download