当院におけるウイルス肝炎針刺し事故 1996年4月から1999年3月までの3年間における針刺し事故の実態を検討した.3年間の血液汚染事故総数は291件でそのうち針刺し事故は240件(82.5%)であった.そのうち原因が明らかなものでHBVによるものは33件, HCVによるものは98件認められた.この3年間においてはこれらの針事故による肝炎の発症はみられなかった. (平成12年10月12日受理)