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Online edition:ISSN 2758-089X

嚥下を誘因として高齢女性に発症した特発性食道破裂の一例

 今回われわれは嚥下仮に高齢女性に発症した特発性食道破裂症例を経験した,症例は65歳女性.食後飲水中突然胸背部痞が出現した.近医受診し.心筋梗塞を疑われ,他院に紹介入院となった.胸部CT検査,冠動脈造影,大動脈造影検査を施行したが,診断は得られなかった.翌日の胸部X線写真で右気胸及び胸水が出現し.胸腔ドレナージが行われた,胸水の性状から食道破裂が昼われ,ガストログラフィン造影で食道破裂と診断が確定した.当腟に救急搬送され,発症から26時間後に手術を開始した,胸部下部食道右壁に縦走する2,5cmの穿孔鄙を認めた.食道穿孔S縫合鬩擺と胸腔ドレナージ,開腹による冐癨遠眼衙を施行した.術後経過は順跼で術後40日目に退院となった.嚥下を誘因とし,右側に穿孔した高齢女性の特発哇食道破裂は稀な症例と考え,報告した.                               (平成12年5月25日受理)
著者名
真嶋 敏光,他
26
2
121-126
DOI
10.11482/KMJ-J26(2)121-126.2000.pdf

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