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Online edition:ISSN 2758-089X

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免疫性脱髄性末梢神経疾患における血清抗ガングリオシド抗体の研究

 Guillain-Barre症候群(GBS), Fisher症候群(FS),慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy ; CIDP)における血清抗ガングリオシド抗体をenzymelinked immunosorbent assay (ELISA)法にて測定し,臨床症状,電気生理学的検査所見との対比を行った.四肢運動障害と抗GM1抗体,抗GD 1 a抗体,抗GD1 b抗体が,眼球運動障害と抗GQ 1 b抗体がそれぞれ相関を認めた.電気生理学的検査では, GBS17例中,脱髄型は14例で,軸索型は2例であった.軸索型は2例ともに抗GMI抗体の上昇が認められ,前駆症状に下痢があった.最近,注目されているCampylobacter jejuni (C. jejuni)感染後軸索型GBSの可能性が示唆された. CIDPにおいては抗ガングリオシド抗体と有意な関係は認められなかった. (平成10年9月3日受理)
著者名
柴田 明徳
24
3
123-130
DOI
10.11482/KMJ24(3)123-130.1998.pdf

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