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活性型ビタミンD3による治療中に全身に巨大な腫瘤状石灰化をきたした腎性上皮小体機能亢進症の1例

二次性上皮小体機能亢進症に対して活性型ビタミンD3を用いたパルス療法を施行中に全身に巨大な腫瘤状石灰化が生じ,上皮小体摘出術により著名な縮小が認められた1例を経験した.症例は12年の透析歴を有する46歳の男性で,腎性上皮小体機能亢進症に対して活性型ビタミンD3を用いたパルス療法を施行されていたが,高カルシウム血症が持続し背部を主として全身に腫瘤状石灰化が生じた.入院時には背部に15×11×4 cm,右肩甲部に16×16×5 cmの腫瘤状石灰化が認められたが,上皮小体全摘出術および自家移植術直後より縮小傾向がみられ,6ヶ月後にはほぼ完全に消失した.本症例は活性型ビタミンD3を用いたパルス療法の限界を示し,外科的治療の有効性を示した症例である.                       (平成8年6月24日採用)
著者名
鉾石 和彦,他
22
1
37-41
DOI
10.11482/KMJ22(1)37-41.1996.pdf

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