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Online edition:ISSN 2758-089X

自然治癒したと考えられる稀な顎下型ガマ腫の2例

今日まで顎下型ガマ腫の自然治癒は報告されていない.われわれは自然治癒したと考えられる稀な顎下型ガマ腫の2例(50歳女性,14歳男性)を経験した.2例とも典型的な臨床像(顎下部のび漫性腫脹,CTにおける顎下部の境界明瞭な単房性透過像)を示した.自然治癒の成因は,舌下腺の部分的萎縮とその後の線維性結合織による置換と推測された.また顎下型ガマ腫の今後の治療法としては,まず吸引圧迫療法を行い,再発例のみ舌下腺摘出術を考慮するのがよいと思われた.             (平成8年3月25日採用)
著者名
畑 毅,他
22
1
43-47
DOI
10.11482/KMJ22(1)43-47.1996.pdf

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