集学的治療の一環として気管支動脈内抗癌剤注入療法が有効であった子宮頸癌縦隔リンパ節転移の1例 子宮頸癌術後17か月目に縦隔リンパ節及び肺転移を来した症例に対し放射線療法,温熱療法に加え,集学的治療の一環としてcarboplatin (CBDCA)を主体とした気管支動脈内抗癌剤注入療法(Bronchial Arterial Infusion : 以下, BAIと略)を施行し良好な結果を得た.予想される上大静脈(SVC)症候群に対する治療法の1つと考えられた.(平成8年4月22日採用)