アメリカにおけるハイテク技術導入による医学教育と病理業務の変革 II.ベス・イズラエル病院とニューヨーク大学付属病院の実情 最近,アメリカのいくつかの大学や病院を見学し,コンピュータを使った医学生への自己学習教材や病院病理部の情報管理システムの実情をつぶさに観察する機会を得た.本稿では,ベス・イズラエル病院とニューヨーク大学付属病院の病理部におけるコンピュータによる情報管理システムの実情について詳しく報告するとともに,コンピュータ化への必然性をアメリカの医療制度や国民性の面から考察を加えた. (平成8年1月27日採用)