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Online edition:ISSN 2758-089X

t_toukou

頭頸部腫瘍に対するCDDP動注療法における腎毒性予防のためのUlinastatinの効果

CDDPは悪性腫瘍に対する化学療法剤として極めて有効であるが,その腎毒性のために投与量が制限されることも多い.今回,我々は蛋白分解酵素阻害剤であるUlinastatinがCDDPによる腎臓の近位尿細管障害に対して予防効果を認めるという報告を基に,頭頸部腫瘍に対するCDDPの動注療法においての腎毒性軽減効果を検討した,結果は24時間Ccr,血中,24時間尿中/β2 -microglobulin値は4クールの動注を通して正常値の範囲内での変動に留まり,支障を来すことなく動注療法は施行出来た.以上のことより, UlinastatinはCDDPの腎毒性を軽減させるのに有効であり,今後の臨床応用が期待出来る薬剤であると思われる.                            (平成6年4月16日採用)
著者名
半田 徹,他
20
2
125-129
DOI
10.11482/KMJ20(2)125-129.1994.pdf

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