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Online edition:ISSN 2758-089X

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乳癌骨転移における合成黄体ホルモン剤Medroxyprogesterone acetate (MPA)の有用性

主としてER陽性あるいはPgR陽性の初発骨転移例22例に対してMPA単独療法を施行した.奏効率は50%と高く,奏効期間も平均20.3ヵ月と長かった. MPA療法はER陽性あるいはPgR陽性例では奏効率が高く,よい適応となる.また,無病期間の長い例(3年以上),初回治療例には奏効率が高い傾向があり, MPA療法施行時にはこれらを考慮しておくべきである.また, MPA療法は骨疼痛例にも有効で, 60.0%の高い除痛有効率を示し,患者のQOL上,有用であった.さらにMPQ療法奏効例では延命効果が期待できる.副作用としては10%以上の体重増加が40.9%にみられたが,重篤なものはみられず,継続投与が可能であった.以上よりMPQ単独療法は骨転移例に対して有用である.(平成6年5月28日採用)
著者名
園尾 博司,他
20
3
159-165
DOI
10.11482/KMJ20(3)159-165.1994.pdf

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