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川崎医科大学附属病院未熟児センターにおける1500g以下の極小未熟児の保育成績

昭和50年1月から平成5年12月までに当院に入院した極小未熟児185名の保育成績が,新生児用人工呼吸器を使用できなかった前期(昭和50年~56年),人工呼吸器を導入した中期(昭和57年~63年)および人工肺surfactant投与を併用した後期(平成1年~5年)の3期に分けて検討された.生存児136名(生存率73.5%)の内訳は前期46名(64%),中期58名(78.4%),後期32名(82.1%)であった.中期,後期における出生体重1000g以上児の大多数は生存したが,800g未満児は35%しか生存できなかった.呼吸窮迫症候群などの急性呼吸障害はサーファクタント投与と人工呼吸器管理により著しく改善した.退院後2年以上経過した極小未熟児114名の長期予後をみると,10名(8.8%)に後障害が認められた.重症障害児4名,軽症障害児6名であった.中期,後期は前期より胎齢の若い,そして体重の小さい未熟児が多く出生したが,生存率は著しく伸び,その上,後障害児が増加する傾向は認められなかった.          (平成6年5月23日採用)
著者名
片岡 直樹,他
20
S
77-84
DOI
10.11482/KMJ20(S)77-84.1994.pdf

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