Cronkhite-Canada症候群の1例 症例は54歳,男性.下痢,体重減少,味覚異常,脱毛,皮膚色素沈着,低蛋白血症及び消化管ポリポーシスを認め, Cronkhite-Canada症候群と診断した.近年,本症例の治療法としてステロイド投与が有効であるとされ,多く使用されているが確立されたものではない.われわれも当症例にたいし入院直後より,中心静脈栄養,プレドニン投与を開始したが,著明な改善は認められなかった. (平成5年8月24日採用)