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廃用および回復の経時的変化に対する単一筋線維筋電図と組織化学的検討

この研究め目的は,成熟ラットの膝関節を屈曲位に固定しハムストリングスに萎縮を生じさせて,廃用過程(1, 2, 4週)の経時的変化について単一筋線維筋電図(SFEMG)と組織化学的に検討することである.さらに4週間後に固定を除去し,自然回復過程(1, 2, 4, 8週)の経時的変化についても同様に検討した.対照群と比較して, SFEMGは,廃用の4週間後amplitudeは平均21%まで小さくなり, durationは152%まで延長し, muscle fiber conduction velocityは39%まで遅くなった.筋線維直径は76%まで減少した.回復の8週間後amplitudeは平均44%, durationは113%まで, muscle fiber conduction velocityは66%まで回復した.筋線維直径は94%まで回復した.筋線維Typeの構成比率の変化は,廃用および回復過程ともにType IIa とIIbに認めた.これらの結果から,SFEMGと組織化学の経時的変化は一致せず, SFEMGの回復が緩徐であることが示唆された.                          (平成5年10月14日採用)
著者名
東嶋 美佐子
19
4
263-274
DOI
10.11482/KMJ19(4)263-274.1993

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