h_kaishi

t_toukou

高齢者にみられた下唇癌の2症例

われわれは,合併疾患を有した高齢者下唇癌の2症例(83歳 女性,82歳 男性)を経験した.扁平上皮癌,病期はステージII(T2NOMO)で,治療は腫瘍切除後に口唇反転皮弁法で再建した.局所は経過良好であったが,1例は心筋梗塞と肺炎を併発し,薬物療法にて治癒した.現在再発転移はない.口唇反転皮弁法を用いた下唇癌の外科的療法は有用であるが,80歳以上の高齢者は術後合併症の発現頻度が高く予測も困難で,特に心疾患を有する場合は安定期といえどもより慎重な対応が必要である.    (平成3年12月18日採用)
著者名
畑 毅,他
18
1
47-54
DOI
10.11482/KMJ18(1)47-54.1992.pdf

b_download