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Online edition:ISSN 2758-089X

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肝癌に対するエタノール注入療法(PEIT)-CTによる壊死判定の有用性-

24例の肝細胞癌に対しエタノール局注療法(PEIT)を施行し,壊死部分のCT像の分析を行った.壊死部は四つのパターンに分類され,類円形(45.8%),点状(29.2%),クローバ状(16.7%)および楔形(8.3%)に分けられた.点状および楔形はPEITによる壊死に特有であり,特異な壊死形態として注目される.さらにPEIT前にすでに低吸収域を示す腫瘍においては,自然壊死とPEITによる壊死の鑑別が困難であった.このような症例では,リピオドールをエタノールに混合し,局注することにより注入されたエタノールの拡散範囲がCTにより高濃度陰影として描出される.この方法により追加PEITがより有効になされることが示唆された.                   (平成3年4月11日採用)
著者名
山本 晋一郎,他
17
2
119-124
DOI
10.11482/KMJ17(2)119-124.1991.pdf

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