MRI装置の利用状況の分析 一設置後1年間の使用経験よりー '90年4月より稼働を開始したMRI装置の1年間の利用データを,市販のデータベースソフトで作成した入力様式で蓄積し,装置の円滑利用と検査精度の向上を目的として分析した.1年間の検査件数は延べ1723件(1276人)月平均154件で,予約後検査までの平均待ち日数は入院1週間,外来1.5ヵ月であった.部位別に最も検査頻度の高かったのは脳で,疾患は脳梗塞であった.1件の平均検査時間は53分で,脳梗塞や脊椎関連疾患などで検査時間が短く,動脈瘤や下垂体腺腫などで長い傾向がみられた.さらに造影検査や緊急検査などについても分析した. (平成3年4月24日採用)